折れない心

何度も敗北を味わってきた筆者が挫けずに試験勉強や語学を頑張ります。現在は資格試験(英検1級、TOEIC)対策も含めて英語の勉強に取り組んでいます。

Yuubariの読んでよかった本(その11) 『地球の歩き方 東京』

「読んでよかった本」というより、読んでいていろいろ思うところがあった本なので紹介します。

 

地球の歩き方」と言えば海外旅行を検討するときに読むガイドブックとしての「最初の一冊」であることが多いかと思います。

スタンダードな作りの旅行ガイドブックなのですが、「ディープで旬な情報」というよりは「とりあえず現地の情報を完全網羅してみました」という本です。

 

ところで、海外旅行に限らず旅行に行く前に徹底的に調べるタイプの人と、軽く調べるだけか、或いは全く調べないタイプなのかは人によって異なると思います。

Yuubariはそういう意味では現地に訪れる前に徹底的に調べるタイプの人間で、特に始めて訪れる国でしたら何冊も訪問地に関するガイドブックを買って読み込み、細かな現地の最新の情報はネットで得るといったスタイルで訪れる前からリサーチを楽しみます。

なんでしたら、意思疎通が図れるようにできる範囲で現地語を覚えてからいきます。

現地語で現地の人とコミュニケーションするとすごく喜ばれるのでこれはオススメです。

 

もちろん「あえて何も知らない白紙の状態で現地に行って新鮮な驚きを味わうのが旅行の醍醐味!」という意見も心情的には理解できますが、Yuubariの場合はとても貧乏性なので旅の後で「あの場所も行っておけばよかった、あれも食べればよかった」と後悔する方を恐れてしまっています。

 

ちょっと話が脱線しますが、日本に来る外人さんがよく持っているガイドブックとしては「Lonely Planet」(ロンリープラネット、略してロンプラ)が有名です。

この本は世界中で愛されている海外旅行のガイドブックで、有名な国や観光地についてならば大抵出版されています。

Yuubariの知人の外国の方もよくこれの「Tokyo」を持って来日していましたので、読ませてもらったことがありましたがかなりディープな情報・お店が載っていました。

編者オススメのご飯屋さん・お店もズバリ載っているのですが「地球の歩き方」よりは作り手の好みが反映されているガイドブックだった気がします。(ロンプラの「Tokyo」しか読んだことないので断言できませんが)。

そういえば「ロンプラ」は2020年にディジタルメディアに買収されたようですが、これも時代の流れですかね。ガイドブックもご多分に漏れず紙より電子媒体に移行が進むのかと思います。

 

話を「地球の歩き方」に戻すと、その豊富な網羅性に頼ってYuubariはよく知らない国に行くときはまずは「地球の歩き方」を手に取ってざっと現地の情報を得るようにしています。

その「地球の歩き方」ですが、2020年にシリーズ初の国内版「東京」が登場しました。 

 

これはちょっとびっくりしましたが、ある意味当然なのかなとも思います。

2020年というと新型コロナウィルス(Covid-19)が世界的に蔓延してどの国も海外旅行が難しくなった年。

日本も例外ではなく現在も海外旅行なんてほぼできない状況ですから、これまでのように海外旅行向けガイドブックを販売しても売れるはずがありません。

ここでひとつノウハウを生かして国内向けの「地球の歩き方」を出して活路を見出すしかなかったのかと思います。

特に好きなガイドブックというわけではありませんが、初の国内旅行向けの「地球の歩き方」がどういう作りになっているのか、また関東圏に長く住んでいる人間として「東京」をどのように紹介しているのか気になってYuubariは買って読んでみました。

 

一言で言うと、良くも悪くも「地球の歩き方」でした。

相変わらず情報の網羅性は凄く、長く関東圏に住んでいるYuubariでも東京の知らない場所やお店、情報が満載でした。

ただ、「これはどうなの・・・?」と思うこともちらほらあるのでYuubari個人の視点から読んでみて感じたことを列挙しました。

 

(良いところ)

・いわゆる東京の「名所」は隙が無く余すことろなく紹介されている。現地のことを知るためのまさに「最初の一冊」。ただ情報が23区に集中していて区外の東京の紹介はかなりおざなり。この本は「東京」というより「東京23区」のガイドブックです。

・食で言えば、都内の老舗の名店が 豊富に紹介されている。

・知らなかった東京の場所や地名の由来を知ることができる。

・都内でも関心がある土地はなんとなく読んでいるだけで面白い。

・それぞれの東京の場所のアクセスも詳しく出ているので散歩好きの人には便利。

・オールカラーで写真も美しく読みやすい。ロンプラはモノクロだったので特にそう感じてしまいました。日本のガイドブックってどの本も綺麗なカラー写真満載で素晴らしいですね。

・修学旅行で東京が選ばれたときに、歴史や伝統文化についてこれでもかというくらい掘り下げている本なので、引率の先生方が生徒への教育目的で東京の中で訪問場所を決めるために読むには最適な本なのではないでしょうか。

 

(疑問・残念なところ)

名跡・展示館の紹介にこだわりすぎている。神社仏閣・歴史的名跡はともかく博物館・美術館・資料館、このあたりを旅行に行った際に好んでいく層はそんなに多くないと思います。よほど知識欲がある歴史マニア・伝統工芸マニアしか必要としていない情報が多いです。

 ・目的があって東京を訪れる人向けの本ではない。ほんとうに「調べ上げた情報を列挙しました」という内容なので、目的があって東京を訪れる人は専用のガイドブックなりWebサイトなりで情報収集した方が良いと思います。

 ・食で言えば、紹介されているのが伝統のある老舗の名店ばかりで、最近流行りのお店や地元の人で人気のお店があまり出てこない。また東京にゆかりのあるグルメ(東京風ラーメンやお寿司、割烹ばかり)しか紹介されておらず、カジュアルな美味しいお店の情報を求めている関東圏の人間としては読んでいてガッカリ。

・作り手の好みは皆無で、教科書のような情報列挙のガイドブックという印象。若い人は読んでも面白くないかも。完全に歴史・伝統好きの中高年向けガイドブック。