AWS認定 クラウドプラクティショナー その6 対策など振り返ってみました
先週末、自宅受験したときのAWS認定 クラウドプラクティショナー の結果(スコアレポート)が出ました。
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843点でした。(1000点満点)
正直、本番で問題を解いているときは「悩みに悩んで選択肢をクリックした」という問題が多く、スコアは合格点ギリギリの700点くらいかも?と思っていましたが、思ったより取れていたようです。
この試験でYuubariが行った対策や感想を述べてみました、
試験の難易度について
AWS認定クラウドプラクティショナー試験はAWS認定試験の区分の中で最も初歩の試験なのですが、受験する人のもともとの知識によって難易度が異なると思います。
受験した人の情報を検索してみると体験記は豊富にネットに載っているのですが、「1週間程度の勉強で簡単に受かりました!」という方や「適当に勉強したら1回目は落ちました。正直舐めていました。ちゃんと勉強しないと合格できないです」というパターンの方もいました。
この試験に限らず、資格試験は受験する人のもともと持っている知見や経験である程度難易度が変わってくると思いますが、AWSの場合ざっと下記3パターンに区分されるのではないでしょうか。
- AWS触ったことがないし、ネットワークの知識も極めて薄い
- AWS触ったことがないけど、ネットワークの知識はそこそこあるよ
- AWS触ったことがある(日常使いしている)、ネットワークの知識もそこそこあるよ
ちなみにYuubariの場合は 2.でした。
全くネットワークの知識がないと、テキストを読んだりUdemyなどの練習問題を解いていてもなかなか理解が難しいと思います。
「DNS」「NAT」「オンプレミス」「トラフィック」「レイヤ」「CDN」「WAF」といったIT/ネットワーク用語の意味がわからない状態で取り組むと、AWSの各サービスの役割に付随するこれらの用語を知らないため都度調べる必要が生じますのでその分勉強の時間がかかると思います。
一方、普段からサーバなどのインフラストラクチャーを管理したりデータセンターで作業したことがある人は勉強していて想像しやすい内容の試験かと思います。
また、普段業務でAWSを使っている方にとっては既にある程度AWSのサービスに知識がある状態なので対策はさらに捗ると思います。
別の言い方をすればそういう方はすぐに合格できるレベルにもっていけると思います。
Yuubariは合格までにだいぶゆっくり進めたので、勉強を開始してから合格までの対策期間としては2カ月程度かけましたが、人によっては1カ月や数週間で合格できるとは思います。
使った参考書や教材について
(利用したテキスト)
まずはじめにYuubariはこちらのテキストを読みました。
この本を選んだ理由としてはほかの方の意見を参照したりしたことですが、現在この試験に特化した本のテキストが事実上これくらいしかないからです。
試験自体がもっとメジャーになれば各社参考書が発行されると思いますが。
ちなみに後述するAWSの公式Eトレーニング(AWS Cloud Practitioner Essentials)で動画での解説があるのですが、これ使って勉強すればテキストは不要かも。紙のテキストを使うかWebの動画で勉強するかは好き好きですね。
ちなみに当然Yuubariのぽんこつな脳みそでは1度読んだだけでは覚えきれないので、最終的にはこのテキストを3-4週はしたと思います。
このテキストの良く感じた点
・実際に生じたAWSによる恩恵を筆者の方が綴ってくれているコラムが面白く、クラウド環境のメリットや環境改善の実例に感銘を受けました。
・教科書としては解説がとてもわかりやすいです。ただしネットワーク用語を知らないとやや難解で説明不足に感じるかも。
このテキストのいまいちに感じた点
・紙の本なのでそこそこ重量があります。持ち運びはギリギリな重さ。
・実際のAWSの画面が参考例として載っていますが、紙幅の関係上からかとても小さくて文字も潰れてしまっていて残念。カラーではないため画面は非常にみづらく、実際のAWSの画面の部分はYuubariはほぼスルーしました。文字は問題なく読めます。
・発刊されたのが2019年ということでやや古いです。現時点(2021.6月)ではこの試験に出題される分野はほぼ網羅していると思いますが、今後は内容が陳腐化する可能性があります(改訂版が出るかもしれませんが)。
・章末に問題が載っていますが、出題数が少なすぎるのでアウトプットを補完するために別の教材も必要。
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(アウトプット)
上記のテキストを何周かしたあと、Udemy の「この問題だけで合格可能!AWS 認定クラウドプラクティショナー 模擬試験問題集(7回分455問)」の問題集に取り組みましたが、こちらは最終的にオプショナル問題(難易度高)を除いて10周以上繰り返し解きました。
Yuubariは10以上解いたのに正解率が90%になかなかいかないので、問題の難易度はかなり骨を感じました。
アウトプット(問題演習)に特化した教材ですが、解説もしっかりしているのでアウトプットしながら効率よくインプットもできます。
Udemyは初回入会時の割引や半額セールも頻繁にやっているようなので、値引きされたときに購入するのが良いかと思います(いまのところ一度購入すれば期限は無いです)。
この教材の良く感じた点
・問題数がとても豊富。この問題集をきっちり解けるようになれば合格に限りなく近づけると思います。
・簡単すぎない難易度。本試験の問題よりやや難しく感じました。
・解説が明快。Yuubariはここに出ている解説をコピペしてエクセルで自分用の用語集としてまとめました。
この教材のいまいちに感じた点
・問題演習をして過去に間違った問題だけ抽出して解きたいけど、そういった機能はない。気になる問題をマークすることはできますが、その問題だけを演習することはできない。
・「ここまで細かいことはさすがに出題されないのでは?」と思う難問もちらほらあるように思えました。
・移動中に解いていると、ネットワークエラーになり回答が正しくスコアに反映されない。だから、問題演習は落ち着いた環境でよく行い、解説を読み返すときは移動中に行っていました。
このUdemyの問題集を自分で満足できるまでやりこんだ後、最後にAWSの公式Eトレーニング(AWS Cloud Practitioner Essentials)に取り組みましたが、こちらは時間の関係上動画は見ずに、章末の問題だけを解きました。
ここで出題された問題はUdemyの問題集では登場しなかった問題や、ちょっと違った観点での出題もありきちんと解いておいてとても良かったです。
問題のボリュームもそこそこありましたので、試験当日も最後のおさらいで解き直しました。
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この試験を受けた意義
いま現在、AWSどころかクラウドを業務で使用する機会がほぼないYuubariですが、この試験の勉強を通してクラウド技術の最新の利用方法や構成内容がわかりましてとても有意義な知見を得ることができました。
過去に仕事で、オンプレミス環境での機器の破損(特にハードディスク)のトラブル対応に泣かされてきたので、Uchino会社も本当にクラウド環境に移行してほしいなあと強く実感しました。
残念ながらそれを決める権限はYuubariには無いのですが、もし今後仕事でAWSを使用する機会が生じましたら今回学習したことを思い出しながら次のステップに進めればと思います。