折れない心

何度も敗北を味わってきた筆者が挫けずに試験勉強や語学を頑張ります。現在はAWS認定ソリューションアーキテクト[アソシエイト]に向けて対策を取り組んでいます。

ネットワークスペシャリスト試験 その21 ひとり反省会

不合格に終わった2021年春のネットワークスペシャリスト試験(NW)ですが、何が足りなかったのか・次回どうすれば合格に近づけるのか考えてみました。

 

資格の試験に合格するにはYuubariにとっては「勉強時間」「根気」「勉強のやり方」が大事かなと考えます。

 

当たり前ですが、勉強時間が不足していれば対策が間に合わずに合格できないのです。 

その点Yuubariは間にCCNA試験も挟んだとは言え2020年2月から勉強を開始しています。2021年4月にNW試験を受けたわけですから1年以上にわたって勉強を続けてきました。

スタートが早かったので時間は十分かけたと自分でも思います(試験直前の3カ月は初めての出産・慣れない育児で正直満足な勉強はできていませんでしたが)。

 

「根気」という点でも本試験までに過去問7年分について午後1,2 とも最低3回は解きました。最終的にはQ&A形式で自分でまとめて公式解答をある程度覚えるくらいまでやりましたので粘り強さは発揮できたと思います。

午後1は60点ギリギリで突破できたわけですが、今回「ダイクストラ」が書けなかったら午後1突破はできなかったのですが、CCNAで粘り強く覚えていたおかげでこれを正解することができました。

 

残る部分としては「勉強のやり方」になるわけですが、ここが最大の問題だったと思います。

今回Yuubariは試験でざっくりどのような対策を取ったというと・・・

  1. NW過去問3年分を解き、左門至峰さんのネスぺシリーズの本で解説読む
  2. その後、CCNAの勉強を開始し合格
  3. NW過去問残り4年分を左門至峰さんのネスぺシリーズの本の解説を読みながら解く。
  4. NW過去問を時間の許す限り周回して解く

といった勉強方法を行いました。

 

(自覚している落ち度)

ただ、このやり方でYuubariの落ち度があったのは「それぞれの技術について深い理解を怠った」ということに尽きると思います。

 

具体例で言いますと、今回のNW試験でYuubariは午後1問2のOSPF、午後2問1のBGPの問題にとても苦しみました。

CCNAでもこの2つの技術は扱われるので「ある程度」の知識はありましたが、今回NWで問われていたのはこの2つの技術の「とても深い理解」でした。

これは自分の悪い癖なのですが、じっくり何度も取り組んで理解しないといけないことについて理解を先送りにしてしまうという悪癖があります。

 

CCNAではOSPFやBGPについてコストの計算方法やルーティングの設定についてかなり細かく勉強するチャンスがあったのにYuubariはPing-tで勉強している時もさらっと流すように問題を解いて終わらせてしまいました。

CCNAのときは理解はおざなりに「正解」すればいいというスタンスが良くなかったです。

NWは本当に深い理解が問われる試験だと思います。

 

また、NWの過去問を詳しく解説した左門至峰さんのネスぺシリーズの解説を読みながら過去問演習を行いましたが、どうしても計算問題や苦手な分野の出題については目では本の記述を追いますが、心の底から理解するまでこだわって過去問に向き合っていなかったと今振り返ると反省しきりです。

 

「理解不足」といってはそれまでですが、単なる知識不足というより理解の深度の問題だったとこの結果を受けて感じました。

もともとネットワーク技術の理解を深めたいのでこの試験(NW)を受けていたのに、そこを怠っていたのは本末転倒だったなと自分でも思います。

 

また、OSPFのコストやサブネットの計算は苦手にしていて、自分でもそれは自覚しているのですが、そこを克服するための対策を怠っていたというのは試験を受けながら感じたことですので改善していきたいです。

 

(次の受験に向けて)

NWの過去問に改めて向き合う必要がある(理解度を高める)というのは勿論ですが、もう一度ネットワーク技術全般について細かい部分から理解度を深める勉強し直す必要があると感じました。

単純に過去問だけを解いていても今回のOSPF, BGPの問題は対応できなかったと感じます。

 

最も有効だと思うのはCCNAの上位資格であるCCNPの勉強を通してさらに深くネットワーク技術の知見を得ることかなと思いますが、正直なところ今年(2021)の下半期は英語の勉強に時間を使いたいのでそれはするつもりがありません。

 

となると、NW用のテキストを使ってNWの対象範囲の技術の理解を深めることくらいしか今のところ思い付きません。

今回は時間の都合上Webテキストのネスペイージスを参照しませんでしたが、今回合格した方はネスペイージスを参照していたという意見をWebで見ましたのでネスペイージスでネットワーク技術の理解を深めていきたい

 

本当は今回の試験の細かい見直しを公式解答と突き合せたいのですが、それはまた時間のあるとき別の機会に行おうと思います。

 

(「ネットワーク技術の勉強をやり直す機会」が与えられたと考えました)

今回NWに不合格だったことは実は自分としてはわりと前向きに捉えてまして。

というのも、4月にNWの試験を受けている時に「まだまだ自分はネットワーク技術に対して『スペシャリスト』を名乗れるほどの知見を持っていないなあ」と明確に感じたからです。それくらいNW試験は難しかった。

業務で言えばYuubariはネットワークが専門というわけではありませんが、この分野はもっと力を付けたいと思っていました。

 

ITの仕事をしている限りネットワーク技術はどうしても避けては通れない分野だと思うのですが、ネットワーク技術をまだ深く勉強できる機会があるということを前向きに捉えていきたいと思います。