ネットワークスペシャリスト試験 その24 令和4年 春季試験終了
本日、令和 4年のNW(ネットワークスペシャリスト)試験を受けてきました。
Yuubariは過去に5回ほど高度区分の情報処理試験を受けてきましたが(SC、SC、PM、SM、NWの計5回)、今回2回目のNW受験が高度試験で初めて午前1からの受験となりました。
それは午前1の免除が切れたからなのですが(そのいきさつについてはまだちょっと納得いっていないですが)、午前1から午後2までフルで受験すると本当に長時間に感じました。
早朝から夕方までの長時間の受験でしたが、PMやSMのときと違いNWは論述問題が無いので疲労度はそれほどでもなかった気がします。
ただ今回の試験会場が大学だったのですが、大学が会場のときにありがちな空調問題(今回は試験会場となったのは大学内の大講堂)がありました。端的に言えば試験会場がとても寒かったです。
今回は試験会場が大学ということで、嫌な予感がしたのでできるだけ防寒をしっかりしていきましたが正解でした(レイヤー重ねた上で、マフラー用意)。
重ね着して行って現地が暑かったら脱げばよいですが、薄着で行って寒かったらどうしようもないですからね。
ちなみに今回は厚着していっても最後まで寒かったですし、本当に寒すぎてペンを持つ手がかじかんでしまって記述問題の字がかなりのたうってしまいました^^;
このあたりはなんとかしてほしいと大学が会場のときはいつも思います。
さて今日の試験を軽く振り返ってみました。
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(午前1)
午前1の出題数は30問。
うち60%正解すれば午前1は合格なので18問以上正解すれば突破となります。
免除が切れても午前1を一度突破すれば再度2年間は午前1試験が免除されるので、ここは何としても突破したい。
逆に午前1で落ちてしまうと(合格点を取れないと)、ここで足切りされて自動的にそのあとの午前2・午後1・午後2が採点されず「貴重な日曜日、この日は一日無為に過ごしてしまった」と信じがたいほどの落胆を経験することになりますので、わりとしっかり用意しました。
高度の午前1は応用情報処理(AP)の午前問題80問の中から抜粋される30問なのですが、これがYuubariが想像していたより対策が厄介でした。
何が厄介だったかというと・・・・
・YuubariがAP試験を受験したのは平成29年春まで遡るのでAPの午前問題をほとんど覚えていない上に29春以降のAPの午前問題は一度も解いたことがない(今回の範囲で解いたAPの過去問は初見の問題ばかり)。
・AP午前と同じく条件の出題80問だったら48問正解で突破なので「最大22問不正解」でも合格。しかし高度情報の午前1は30問なので、最大で12問しか不正解が許されないことになります。1問あたりの重みがすごい。
・出題は30問だけど、出題範囲はAPの午前と同じなので結局AP午前対策と同じ分量の過去問を周回して勉強しないといけない。
・午前問題に力を入れても午後問題の対策にはほぼならないので、あまり午前対策に時間をかけたくないのに、午前2も含めて午前対策に時間を割かないといけない。
ということでした。
いろいろなサイトで調べた感じですと、高度情報の午前1は直近3回分の過去問は再出題されないようですが、令和3年の2回を除いて念のため3つ前の試験(令和2年秋)も含めて計7回分のAP午前の過去問を今年4月に入って問題演習回しました。
3回目でも解けなかった問題(解答を覚えきれなかった)はエクセルにまとめたうえで、問題と解答をスクショと撮って試験会場に行く途中で見直しました。
Yuubariが今回対策した範囲はこんな感じ。
出ない | 出ない | 範囲? | 重要 | 重要 | 重要 | 重要 | 重要 | 重要 | |
令和3 秋 | 令和3 春 | 令和2 秋 | 令和元 秋 | 平成31 春 | 平成30 秋 | 平成30 春 | 平成29 秋 | 平成29 春 | |
1回目 | 4月1日 | 4月1日 | 4月2日 | 4月7日 | 4月8日 | 4月8日 | 4月9日 | ||
2回目 | 4月9日 | 4月10日 | 4月13日 | 4月13日 | 4月13日 | 4月13日 | 4月15日 | ||
3回目直前チェック | 4月16日 | 4月16日 | 4月16日 | 4月16日 | 4月16日 | 4月16日 | 4月16日 |
今回Yuubariが周回した過去問の回数は7回分なのでそれほど多くありませんが(時間があれば10回分くらいは周回したかも)、どの回ももれなくすべての問題に瞬間的に正解できるようにしましたので、本試験でも再出題問題は落ち着いて対処できました。
令和4年度の本試験の結果は 30問中21問の正解でした。
※18問正解がボーダーなのでちょっと危なかったかも。
これで今後2年間の午前1の免除を獲得できたのでちょっと安心しました。
最低限の目標はクリア。
さらっと書いてますが午前1の対策・・・・本当に疲れました!
できることならば高度試験の合格という午前1免除のサイクルを続けてもう高度試験の午前1は二度と受けたくないです^^;
(午前2)
4択問題が25問題出題されて、15問正解すれば突破です。
去年NWの午前2は突破しているので対策方法も範囲の過去問もかなり覚えていますし、ここは特に負担に感じませんでした。
直近1年の過去問は再出題されないので勉強せず。
今年4月に入ってから令和1年から遡って10回分を3回解きました。
1回あたり25問しかないので、10回分でもあまり負担に感じず。
午前1と同じく1問も漏らさず全部瞬間的に正解できる状態までもっていきました。
Yuubariが今回対策した範囲はこんな感じ。
範囲外 | 最重要 | 最重要 | 重要 | 重要 | 重要 | 重要 | 重要 | 重要 | 重要 | 重要 | |
令和3年 | 令和1年 | 平成30年 | 平成29年 | 平成28年 | 平成27年 | 平成26年 | 平成25年 | 平成24年 | 平成23年 | 平成22年 | |
1回目 | 4月8日 | 4月8日 | 4月9日 | 4月10日 | 4月10日 | 4月10日 | 4月10日 | 4月11日 | 4月12日 | 4月12日 | |
2回目 | 4月11日 | 4月11日 | 4月11日 | 4月11日 | 4月13日 | 4月14日 | 4月14日 | 4月14日 | 4月14日 | 4月14日 | |
3回目直前チェック | 4月15日 | 4月15日 | 4月15日 | 4月15日 | 4月15日 | 4月15日 | 4月15日 | 4月15日 | 4月15日 | 4月15日 |
令和4年度の本試験の結果は、 25問中20問の正解でした。
※15点正解がボーダーなのでちょっと余裕あるスコアでした。
誤差の範囲ですが、去年が19問の正解でしたので去年より1問正答個数が増えました。
(休憩時間)
いつものように、自宅から最寄駅に行く途中のコンビニでおにぎり2個、ペットボトルの水を1本、チョコレートを購入していたので休憩時間に食べました。
あまりにも試験会場内が寒かったので、食後に会場を出て大学内を軽く散策しましたがミッション系の大学でチャペル(礼拝堂)があり、それがとても素敵でしばらく見とれてしまいました。
脱線して恐縮ですが自分が結婚式を挙げたときのチャペルを思い出しました。
(午後1)
3問の大問のうち2問を選びます。
時間勝負なのでゆっくり選択する問題を吟味する時間もありません。
SCのときも、PMのときも、SMのときもいつもいつも高度情報処理試験の「午後1」には制限時間が厳しくて苦戦してきました。
今回は問1から3までざっと目を通して、問1はなんとかなりそうなのでまず問1を選択しました。
問2か問3かの選択ですが、問2を読んでいて「OSPF」という文字を見て去年の午後1問2の悪夢(OSPF問題の大苦戦)を思い出して、なんとなく問3を選択しました。
※あれから去年のOSPFの復習をしてOSPFの問題に関しては去年より自信はありましたが、なんとなくトラウマを感じて「OSPF」の文言を見て回避しました( )笑
(午後2)
午後2は大問2問の中から1問を選択して120分で解答します。
120分あるのでじっくり時間をかけてどちらを選択するか決めました。(といっても5分程度でどちらにするか選びましたが)。
去年は午後2問2のBGPとOSPFの複合問題に大変悩まされて結局午後2で合格点に届かないという結果に終わりましたので、ここはちょっと慎重に見比べました。
問1は時勢的にやはり来るなと思っていたテレワーク環境が題材の問題。
問1「鍵」や「クライアント証明書」という文字を見て、なんとなく回避して問2を選択しました。これでもYuubariはSC持ちなのですが、ちょっとこのあたり苦手というか細かい内容を忘れてしまって自信が無かったので・・・
問2ですが、SDNを絡めた環境移行の問題ですが、解いた雑感としては過去のNW過去問のこの手の問題と比べるととても素直でひねりが無い問題だったのでちょっと驚きました。
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今回は時間配分もうまくいって午後1、午後2ともほぼ完答しました。
※午後1問1の最後の計算問題が間に合わずにタイムアップで空欄になってしまいましたが。
Yuubariが今回選択した午後1と午後2の問題はこれまでのNWの過去問と比べても相当素直で解きやすい問題に感じました。
少なくとも去年(令和3年)の本試験で午後1問2、午後2問2を解いていてあまりの難しさに頭がキーンとするような悪夢は今年に限っては無かったです。
ただしこれが情報処理試験の落とし穴で、Yuubariが「解きやすい」と感じたということはほかの人も同じように感じたはず。
各フェーズで60%正答のスコアで合格とはいえ、毎年の合格率が著しく変動しないこの試験は相対試験であるとYuubariは確信しています。
その中で午後1と午後2とも足切りを抜けてきた人たちの上位に入らないといけないので(しかも高度はほとんどの人がAP合格済み)、合格は簡単ではありません。
ですがもうしばらく試験のことはさっぱり忘れて、育児に力を入れたり旅行やGWの遊びの計画を立てようと思っています^^