折れない心

何度も敗北を味わってきた筆者が挫けずに試験勉強や語学を頑張ります。現在はAWS認定ソリューションアーキテクト[アソシエイト]に向けて対策を取り組んでいます。

ネットワークスペシャリスト試験 その9 - 今から何をすれば来年の4月NW受験で合格できるか考えてみました

本来2020年の秋試験(10月)で受験するはずだったネットワークスペシャリスト試験(NW)ですが、新型コロナウィルス流行の影響で来年の春(2021年4月)に延期されました。

 

今から約5か月後にYuubariはこの試験を受けることになるわけですが、具体的に今から何をすれば合格に近づけるか考えてみました。
この試験に限らないことですが、「現実的にどういう方法を選択して目標(合格)に近づけるか」を真剣に考えることは目標達成に近づくために必要なプロセスかと思います。

 

現時点のNW対策状況
まずは現時点でのYuubariのNWの対策状況を振り返ってみました。


―基礎固め
NWの受験の前にCCNAの受験を通してネットワークの基礎知識を構築しておく予定を立てて先月CCNAを受験して合格したのですが、これはNW合格のために相当有益だったと断言できます。


途中で仕事の繁忙によって勉強が中断した時期もありますが、約11か月CCNAの勉強に取り組んできたことでネットワークの基礎がだいぶ自分の中で醸成されました。

 

具体的にはCCNA受験の後にNWの過去問(午後問題)を解いてみて、VRRPやVLAN、アクセスコントロールリスト、SDNといった技術の問題についてはCCNA受験の恩恵で以前よりだいぶNWの過去問(午後問題)に書かれている状況を理解しやすくなりました。


この「同じ分野の試験を連続して受ける」という相乗効果は2019年にITILファンデーション試験を受験したあとにITサービスマネージャ試験(SM)を受けたときにも感じたシナジー効果だと思っています。
※ITサービスマネージャ試験(SM)はITILに準拠

 

―NW過去問演習の進捗
情報処理技術者試験は過去問演習が非常に大事だと思っています。


午前1についてはYuubariはまだ免除が残っているので考えなくて良いとして、過去の経験から午前2も直前(1-2週間前くらいから)に過去問をやりこむことでパスできそうです。

超えるべき壁は午後1と午後2なのですが、これを乗り越えるにはこれまでの経験から過去問にしっかり向き合って対策するほか無いと思っています。その向き合い方について考えてみました。

今年(2020年)の2月からNWの午後の過去問に取り組んでいますが、進行状況としては以下です。

 

令和1年:まだ未着手
平成30年:一度問題を解いてから解説を読み、情報を整理
平成29年:一度問題を解いてから解説を読み、情報を整理
平成28年:一度問題を解いてから解説を読み、情報を整理
平成27年:一度問題を解いてから解説を読み、情報を整理
平成26年:一度問題を解いてから解説を読み、情報を整理
平成25年:一度問題を解いてから解説を読み、情報を整理
※ちなみに令和1年~平成25年までは左門至峰さんの過去問解書ネスペシリーズを購入済みです。

 

午後2は特に問題文も難解で長いですし、NWの過去問1年分解いて解説を読むだけでかなり時間がかかりますが、年内に令和1年を除いて平成25年度までは1度解ききれるかと思います。(令和1年の過去問は試験直前に腕試しで解いてみるつもり)


もし余力があれば平成23~21年の過去問にも取り組みますが、年明けからは新しい問題に手を付けず、これまで解いてきた過去問を何度も解きなおそうと思います。
残り5か月でこの過去問の進行具合は悪くないペースだと思いますが、年明けには自分の人生の中でとても大きなイベントが待っているので年明け以降にどれだけ勉強時間が取れるか未知数ではあります。


少なくともしばらくは新しいことに取り組める状況ではないと思うので、今年中に過去問をある程度仕上げたいと思っています。


過去の経験から考えてこれからYuubariがすべきこと
まず大前提なのが、過去問の理解だと思っています。


NWの午後1と午後2の文章は今までYuubariが受けてきた高度情報試験(SC,PM,SM)の中で最も技術的な意味で難解に感じます。


正直なところ地頭が相当悪いと自分でも感じていますが、左門至峰さんのネスぺシリーズが相当詳細に解説してくれていますがそれでも理解に時間がかかり、苦手のシーケンス図・データフローの問題は出題されるとお手上げ状態です。

 

NWの過去問はYuubariにとってはとても難解なので何度も解いて何度も解説を読んでから初めて理解に至るのですが、しかし理解しただけでは不足していて、同じパターンの問題が出題されたときに「いかに公式解答に近い正しい記述で得点を重ねていくか」が勝負だと思っています。

合格レベルの解答を書くに至るまで何をすることが必要か考えてみました。

 

―IPA公式解答の記憶の刷り込み
記述式の試験なので出題者の意図に近い記述ができれば当然高得点になります。


Yuubariの場合、NWの過去問を解いていて「この問題はなんとなく出題者がこういう解答を要求している」とわかるときがありますが、考えているイメージを記述して解答に表現できずにもどかしいときが何度もありました。
これが非常にもどかしくて「解答の方向性はわかっているのに正答できない」というとてももったいない(残念な)結果になります。

 

これを解消するにはIPAの公表している公式解答(の特にキーワード)を暗記するほか思いつかないです。
文章を読んだり書いたりすることは嫌いではないのですが、理解力も読むスピードも劣っているYuubariがNWの午後問題を制限時間内に読んで合格する内容の記述で解答欄を埋めるには過去問の公式解答を覚えておくのは避けては通れないと思っています。

 

午後1にしろ、午後2にしろNWの過去問を解いて制限時間が厳しいと感じました。

記述でとても悩み時間を浪費していることが多いので、この時間を短縮してなおかつ正答に近い解答を記述するには公式解答を読み込んですぐに公式解答に近い表現を出せるようにしておくことが地頭が足りていないYuubariには必要になってきます。


「物事を理解する」ことについてはペースは非常に遅い、と自分でも思っていますが幸いにも「記憶する」ことは得意とは言えなくてもやり通す根気はあるので、不格好かもしれませんがこの方法で突き進みたいと思います。

 

―出題パターンを脊髄反射に叩き込む
「NWの公式解答を暗記する」というとてもスマートとは言い難い愚直なやり方で挑もうと思っていますが、制限時間内に解答を記述するスピードを上げるほかにも恩恵はあると思います。

 

NWの午後の過去問を4年分以上解いてきて気づいたことが「NWもほかの情報処理技術者試験と同様にパターン化された問題がある」ということです。
記述問題なのにまったく同じ切り口で出題されて書くべき解答すらほぼ同じ問題もありました。


こういう問題が再出題されたときにきっちり正答するためにも公式解答の暗記は自分にとって必要だと思いますが、出題内容と公式解答を暗記しておけばひと目で解答が書けるので問題処理の時間短縮という恩恵も得られると思います。

 

また過去問演習をしていて解説を読み理解したつもりになっていても記述が正しくできないと得点できない、ということは前述しましたが、IPAの公式解答を暗記することで「このパターンの技術問題はこの表現の解答になる」というお約束を自分の中で醸成できればネットワーク技術の常識も身につくとお持っています。

 

この方法で取り組むことで合格できるかどうかは5か月後の結果次第ですが、現時点で自分が考えた最も目標に近づくための方法だと思うので、じっくり根気よく取り組みたいと思います。