折れない心

何度も敗北を味わってきた筆者が挫けずに試験勉強や語学を頑張ります。現在はAWS認定ソリューションアーキテクト[アソシエイト]に向けて対策を取り組んでいます。

Yuubariが最近ハマっている漫画(その4)-1

私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!

通称「わたモテ」。

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いつもこのブログではそのときYuubariがハマっている漫画を5作品くらいまとめて紹介していますが、最近この作品を最新刊(現在15巻)までを読みまして、とても衝撃を受けたと同時に心底感動を受けて深く心に刺さった体験をした挙句にドハマりしてしまったので今回集中して「わたモテ」を紹介します。

なぜ「わたモテ」が心に刺さったかというと、この作品を読んでいて記憶の底に封印していた自分の学生時代をこれでもかとフラッシュバックしてしまったからです。

 

この作品は途中から(具体的には修学旅行編から)作中で多くの登場人物に焦点が当てられ、非常に丁寧なキャラクター描写と繊細な心理表現に溢れているため、ネット上では多くの優れた「わたモテ」考察サイトが存在します。

 

Yuubariが今更「わたモテ」を考察しても意味が無さそうなので、ここでは自分の学生時代と照らし合わせてYuubariなりに「わたモテ」について語りたいと思います。

そのため今回はかなり自分語りが入りますがご容赦ください。

 

(TV版「わたモテ」について)

もともとYuubariは2013年にTVアニメ化されたことでこの作品を知りました。

そのときも衝撃的でしたね・・・「とんでもない怪作だなあ」と。

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ざっくり「わたモテ」のあらすじを紹介すると、TV版までは「わたモテ」で主人公・黒木智子(通称もこっち)が彼氏はおろか会話する友達すら学校におらず、ぼっち生活を続ける一人の女子高校生の生活を描いたコメディ作品でした。

 

主役のもこっち(黒木智子)を演じた声優の橘田いずみさんの演技が本当に上手くてびっくりした覚えがあります。どうしてこんなにぼっちの演技が上手なんだろうと思っていましたが橘田さんも学生時代はぼっちで過ごされていたようで納得がいったということがありました。

(当時「わたモテ」ラジオというラジオ番組があり橘田さんがDJをやられていて楽しみに聞いていました)

 

主人公のもこっちはいつもとてもゲスな妄想を楽しみ、ときどき的外れな奇行を繰り返し周囲をドン引きさせますが懲りない強靭なメンタルを持っているのでもこっちは決してめげません。作品としてもそこはかとないぼっちの悲壮感はあるものの基本的にはブラックなコメディシーンが毎回さく裂しまくります。

 

このコメディの部分についてYuubariは本当に爆笑しましたが、一方で主人公のもこっちと同様に高校1,2年のときぼっちで過ごしたYuubariはTV版の「わたモテ」を見ていてまるで自分の高校時代をそのまま見ているようで心がえぐられることもありました。

「全喪が泣いた!」のキャッチフレーズはだてではありませんでした。

 

・高校に入学してからスタートで失敗し学校で友達ができず休日の遊び相手といったら中学時代の友達(ゆうちゃん)しかいない。

・ランチタイムはお弁当を持って教室から出て人が無い場所で寂しく食事を済ませひとり遊びをする。

・部活も課外活動もしていないのでとにかく学校では話し相手もいないぼっち生活。会話をするのは主に家族だけ。

 

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これはそのまま高校時代のYuubariでした。

Yuubariは中学時代は部活もせず普段も決まった友人としか交流せず学校ではとても乏しい人間関係で生活を送っていました。

だから高校に入学してから全く知らない同級生とどう人間関係を形成してよいかわからず気づいたら完全にひとりぼっちになっていました。

大人になった今では「なんであのとき高校入学してから自分から他人に話しかけなかったのかな」と後悔していますが、もともと陰キャで引っ込み思案でしたので仕方がないですね。

 

さて作品タイトルの「わたしがモテないのは全部おまえらのせいだ!」が代弁しているように、この作品は主人公の「なぜ自分のことを周りは理解してくれないの?」という被害者意識にも似た心の叫びをあさっての方向の行動力に転嫁して失敗するということを徹頭徹尾貫いていました。

結局もこっちは家族(と親戚)と中学時代の友人以外には全く話し相手すらできず学校では孤立した形でTV版「わたモテ」は終了します。

 

こう書くとなんだかとても暗そうな作品に見えますが、そこはかとないペーソスと鋭いブラックなユーモアが絶妙にブレンドされ、ある種の達観した主人公もこっちのぼっち生活を楽しむ姿勢に支えられ、他に比類無い特殊な作品として一部で好評を博しTV版「わたモテ」は終了しました。

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ネットでもこの作品はそこそこ話題になりましたが、Yuubariは漫画版の「わたモテ」を読んでいなかったのでTV版終了後はその後の「わたモテ」に触れる機会がないままでした。

 

(TV版以降の漫画版・新生「わたモテ」との出会い)

TV版「わたモテ」で強烈なインパクトが残ってはいたものの、前述の通り長らくYuubariは「わたモテ」から離れておりました。

主人公がずっとぼっちを貫いている話なので、大きな変化は無いだろうと勝手に思い、正直アニメ版「わたモテ」の続きはあまり気になっていませんでした。

 

そんな折、最近・・・というかここ数年ちらほら漫画版「わたモテ」がネットで話題になっていたのを目にしてYuubariは興味が湧いてきました。

そこであるときAmazonのレビューで当時の最新12巻をみてみたところ・・・・

目を疑いました。

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300件以上のレビューが付いて評価☆5が付いているのは初めて見たかもしれません。

どんな人気作の漫画でもこんな評価は付かないのではないでしょうか。

最近問題になっているAmazonレビューのサクラかと思いましたが、一件一件のレビューを読むと紛れもなく読んだ人のレビューであり、熱く「わたモテ」の魅力について語られておりました。

 

単行本の表紙だけ見てもだいぶ初期と違う印象・・・。

これが・・・

 これになるわけですよ?

 「きっとこれは読むべき」だと思い、気づいたら大人買いで一気に全巻ポチっていました。

 

長くなりそうなのでここでいったん切ります。

・・・つづきます